ありがとう(以下略)

PPPP……
『……なんだ、お前か』
 ん、すまね。寝てたんか?
『今、こっちは何時だと思ってんだよ』
 昼間、だったと思ったンけど。
『当たりだよ、バカ。つうか、そっち夜中だろ。さっさと寝ろよ』
 残業だべ。夜更かししとるわけでね。
『一人寝が寂しいわけじゃねえんだ。そりゃよかった』
 あんなぁ……
『で、何だよ。なんか報告か?』
 報告書は、まとめてアラシヤマが持ってったべ?
『ああ、さっき届いた。じゃ、緊急のなんかか?』
 ……んー…
『お前な、切るよ?暇じゃねえんだから』
 なんか、報告ねえといけねっかな?
『切る、ンじゃな』
 妊娠したァ、とか。
『………』
 ………
『……くっくっく…』
 あははははは。
『そりゃ、緊急報告要件だな』
 だべ?
『バーカ!』
 あははははは。
『てめえ、帰ったら覚えとけよ』
 うん、あんな、うまい魚食わせる店見つけたんだべ。
『あー、んじゃ、凱旋打ち上げはそこにするかぁ』
 ん。
『帰還日は予定通りだから。予約入れとけよ』
 分がった。……約束な。
『はーいはいはい。そんじゃ、切るな』
 P−−−……
『通話終了時間、1225、0256時です』
 無機質な機械音声を確かめてから、ミヤギは通話機の電源を落とした。

End.

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