みんな、見てね。

　徹頭徹尾、ひたすらイチャイチャエロエロしてるだけです。マジで。
　18禁です。お子様は見ないように(いないと思うけど)。
　あと、個人的趣味でマニアックな表現(淫語とか)が多いので、そこらへん気をつけてください。

　つーか、読み返すと、エロと言うよりはイチャイチャだな、これは。マジで。
　シンミヤが、お互いにメロメロでラブラブで溺れ切っちゃってるとこうなるんじゃないか、って、ものだと思っていただければ。
　こんなのだったらいくらでも書けるわ……(お前はどれだけの妄想を抱え込んでるんだ)

　しかし、後半部分はもともとマンガで考えてた部分なので、ちょっと読みにくいかもしれません。ここだけマンガで書き直したいです。

　シンちゃんはダメな人なんですよ。自分に過大な期待をして、自分の力量以上のものを背負って、『ああ、俺がなんとかしなきゃ。俺がしっかりしなきゃ』と一人でオロオロしてるような人なんですよ。全部自分のせいだっちゅーに。
　だから、周囲が『はいはい、そこまでやんなくていいですよ。ちょっとは楽にしなさいよ』と声をかけたり構ったりするわけだが、なまじっかダメな人なんで、それを『俺が偉いから、みんな尽くしてくれてるんだ』とか思っちゃうわけですよ。逆なんだけど。
　で、付け上がるわけですよ。付け上がると、また、過剰に自分に重荷を背負わせよう背負わせようとするわけですよ。で、限界値を越えて、思いっきり挫折するわけですよ。挫折した挙句、周囲に当り散らすわけですよ。『俺が挫折したのは、お前らがちゃんとしないからだー！』と。
　ダメだな、この人。

　まあ、アラさんはそこまで分かってて、『はいそうデスヨー、悪いデスヨー。好きにすりゃいいじゃないっすか』と騙されてる振りをしてやれる。
　トリ助は、『あー、ダメだわ、こいつ。自分で自分を押しつぶしちゃう辺り、俺と同じだわ。仲間仲間』とか変な共感を持ってる。
　コージは、『ここまでダメな人間にここまで付き合った以上、最後まで付き合ったほうが面白いかもしれない』とか思ってる。
　じゃあ、ミヤたんはどう思ってるか、だけれども。

　ミヤたんはバカな子なんですよ。だから、なんでも一人で完結してしまう。恋愛も友情も、『自分がこの人のことを好き』『自分はこの人が大事』で完結する。相手がどう思ってるかは関係ない。心を交わすとかじゃなくて、ひたすら無償で与えてくる。好き好きビームや絶え間ない友情を。
　その愛情を受けた側は、その分だけの愛情を返そうとするんだけど、ミヤたんはそれで『報われた』とか『心が通った』とか思わない。だってバカだから。そういうの分かってないから。自分が『あげたもの』と、相手から『貰ったもの』に関係があると思ってない。
　だから多分、人から嫌われても、『自分はそんなに嫌いじゃないけど？』と普通に寄っていくし、人から過剰に愛されても『そんなに好きじゃないけど？』でスルーする。
　バカだから。空気読めない子だから。

　そのバカな子が、あのダメな人を好きだと言ってるわけですよ。
　ある程度距離がある内はいいかもしれない。バカな子は報われようが報われなかろうが、必死でダメな人のために頑張るわけで、まあ、バカなりに向上していく。ダメな人は頑張ってるバカな子を見て、『ああ、あんなバカですら俺のために頑張ってんだったら、しっかりしないと』と自分を強く保てる。これっくらいの距離を保てるなら、実に安定したカプだ。
　でも、そっから一歩踏み込んじゃうとダメだ。バカな子は、ダメな人を全肯定してしまう。頑張ろうが、頑張ってなかろうが、しっかりしてようが、してなかろうが、『だって好きだから』の一言で全肯定してしまう。
　そしたらダメな人は、もう完璧にダメですよ。甘えきっちゃいますよ。バカな子の無償の愛情に、どこまでも溺れていきますよ。だって、重荷を背負う必要ないんだもの。その愛情は完璧に無償で、ダメな人を傷つけない。どこまでだって甘えられる。当り散らして泣き喚いても、バカな子は絶対にダメな人を見捨てないって分かっちゃったから。
　ほーら、もう奈落だ。どこまでも落ちていくしかない。互いが交わす感情には底がない。
　まあ、一般的なダメな人は、そこで『あー、こんなに甘えてしまうなんて、俺はダメだったー！』と気付いて立ち直るんだけど、シンちゃんの場合、いつまでたっても気付かないからな!!　本当に気付いてないからな、あの人!!
　一般的なバカな子も、必要以上に甘えてこられると、普通はいきなりきりっとして『私はアナタのママじゃないのよー！』とか平手の一発でもかますんだけど、ミヤたんは、別に母親役ならそれでもいっかーとか思ってるからな!!　バカだから、どこがデッドラインかとか分かってないからな!!

　と、思ってたわけですよ。だから、あの人らは、くっついちゃいけないと。一線を越えてはダメだと。間にトットリを挟んだ三角関係維持くらいが、ちょうどよい距離感だと。現状維持でいくしかない、と。
　思ってたわけですよ、一〜二年前くらいまでは。

　9巻見たら、もうとっくにそういう関係になってましたね、あの人ら。
　あのミヤを見て、『ミヤギは一生懸命やってくれた』とか言っちゃうシンちゃんはダメだね。もう完全に溺れちゃってるね。
　遠くでボロボロになってたアラさんたちよりも、近くでびしょ濡れになってたミヤにときめいちゃったんだろうね。ダメだ、この二人。萌え。

　そういや元から、全身大火傷した人ほっといて、気まぐれで髪切った子をえこひいきするようなマンガでした、コレ。

　いやあ、もうエロい。なにがエロいって全てがエロい。おいらの中のエロティカ番付で名誉横綱になってるくらいエロい。巨人で言えば背番号3です。わけが分かりません。
　まあ、なによりも蔵馬さんのエロさは、その見た目と内面のグロさのギャップだと思うのです。この！　この綺麗綺麗な美少年が！　あんな優等生で成績優秀で思慮深くて少女と見紛うばかりの美少年が！　あんなにグロい内面の持ち主なんて!!!　エロい、エロすぎる。もう、蔵馬さんは当時の少女と一部の少年に変な性癖を植え付けたね。植えつけられました。おいらのグロ好きの70%くらいはこの人のせいです。
　もう、仙水編後半から魔界編辺りの蔵馬さんの美しさとエロさは、まさに魔性としか表現できない。キャラクターの存在自体が、異常な倒錯感とエロさを醸し出していた。
　現在における冨樫の変な性癖の基礎を作ったキャラだと思うのだが、いかがなものか。

　ちなみにカプとしては、幽蔵で桑蔵でしたよ。『ボンボンと母親役』と『包容系と不思議ちゃん』です。
　シンミヤとコーミヤだね。
　変わってません、昔から。そういうのが好きなんですぅー、仕方ないんですぅー。ちなみにどっちかというと、『包容系と不思議ちゃん』の方が確率は高いです。GWだと3×4＆2×4とか、レツゴだと鷹羽×レイちゃんとか。

　そういえば、昔読んだ幽白の同人誌(小説)で今でも探してるサークルのがあるんですが、中々見つからないんですよね。なんだみんな、大事に仕舞いこんでるのか。すげえ読みたいよう。見つからないよう。
　左京×蔵馬で虫プレイとか、雷禅×妖狐で女装＆異物挿入プレイとかやってたサークルのなんだけれども。昔は、小説の方がエグいエロ多かったよな。
　探してるので、知ってるとか、持ってるとか言う人は教えてください。特に虫プレイのが読みたくて仕方がない。

　『ちゅーしてくれなきゃ、仕事やる気出ねえ』というセクハラを受け、仕方なくちゅっちゅしてたら、自分のほうが興奮してきて、角度を変え、動きを変え、気付いたら10分以上ちゅっちゅくしてたミヤギさん。
　この後、完全に火照った体をほっとかれ、『あんがと、戻っていいぞ』と言われ、自分からねだる羽目になる。
　うちのシンミヤは、基本的にこういう感じで毎日いちゃついてます。