まつえーさんのやりたい放題するところ。
平気でエロとかグロとか書くので閲覧は自己責任で(ひでえ)。
見つかって親御さんに叱られたってそ知らぬ顔です、私。
あと、こっちじゃミヤたんハァハァ以外言うつもりないんで、それ以外の話題は本家で。

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No.430
まつえーさん / 2006/02/23 (Thu) 10:51

 そういやコーミヤ親子話には、年頃になったら『高校教師』的なスペクタル展開も用意してあるのですが、そこまで書くことがあるのかどうかは、私にも分かりません。
 そのために舞台を湘南鎌倉に設定してあるんだがなあ。
 


No.429
まつえーさん / 2006/02/21 (Tue) 22:31

メルフォレス

>>チャラくて軽くていい加減で(略)単に私がそういうキャラが好きなだけなんだけれども。
>レスありがとう御座いました〜。
>私もそんなん好きです。ぁ、でも微妙に違うかも知れないですがルパンとかナウシカのクロトワが良いです。クロトワ×クシャナ。(絶対少女のクシャナ本の影響ですがw)

 私が『絶対少女』のクシャナ本を知っている、と、当然のように思った上でのこのメール!
 いい加減、私と皆さんの距離が縮まりすぎているのを感じています!!
 いや、知ってんですけどね。そりゃ、A-10好きだとか言ってりゃ、絶対少女も知ってるだろうと思われるよな。Fate知らないのにライダー本買っちったよ。
 小娘キャラとか大好きですよ。その小娘に翻弄されるいい年した男も大好きですよ。

 


No.428 パプワ論 その一
まつえーさん / 2006/02/20 (Mon) 12:18

 『パプワ』とは、『うつつと常世』の物語である。
 パプワ島は常世である。時が止まり、永久に変わることなく、全てが肯定され、全てが幸福に過ごすことを確約された、約束の地である。
 翻って、パプワ島以外の世界=うつつはガンマ団に象徴される競争と殺戮の世界である。確執、嫉妬、ディスコミュニケーションによって人間関係が構築され、幸福とは程遠い世界である。
 パプワくんは、常世の王である。全てに無知であるがゆえに全能である彼は、永遠に終わらない黄金時代の象徴であり、モラトリアムの具象である。刹那刹那の少年時代を生きる彼は、長い時間を生きるゆえの大人の甘えを許さない。彼は永久の時を生きるゆえに刹那的であり、現在の幸福が奪われることは永遠の不幸を示す。
 シンタローは、うつつと常世を行き来する。うつつにおいての彼は、自らのコンプレックスに押しつぶされようとしていた。視野は自分を押さえつける『父』と自分が庇護する『弟』の二つにしか開いておらず、世界は『自分を殺すもの』と『自分が守るもの』の二つに二分されていた。しかし常世において『自らの全てを肯定する』というイニシエーションを経たことにより、『自分とともに歩くもの』『自分が知らないもの』への視野が開ける。
 それにより、自分を殺すものの象徴だった『父』も自分が守るものだった『弟』も、『一人の苦しむ人間』となり、初めて三者が『人間』として向かい合い、改めて『父と子』の関係性を結びなおすこととなる。この親子間のディスコミュニケーションの解消は、うつつのデュスコミュニケーションの解消を象徴し、うつつの不幸が幸福へと向かっていくことを示唆している。
 ただしこれにより常世の『不変』は失われ、成長することを選んだシンタローは、成長しないパプワから離れることを余儀なくされる。
 つまり『南国』は、うつつを否定したシンタローが、常世で自らを肯定し、うつつへと戻っていくまでの物語である。

 その他のキャラクターも、ほぼ全てこの経路をたどることになる。
 自らの背負う重責によって自らの人間性を否定していたマジックは、常世において自らの人間性を肯定し、『父親』としての自分を取り戻すため、うつつへと戻っていく。
 自らの罪を悔いる余りに片目をつぶし、世界を距離を置いていたサービスは、常世において自らの罪と直面し、片目=ジャンを取り戻し、改めて世界と向き合っていく。
 例外はリキッドで、彼は『変化しない』ことを選んだ。大人になることを強いる世界の重圧から逃れるため、自らを『不良』の枠に当てはめることで鎧をまとい、自分の中のナイーブさを押し隠していた彼は、常世でその鎧をはがされ、ありのままの自分でいることの心地よさを知り、永遠にそこで暮らしたいと願う。その願いは叶えられ、彼は未成熟のままモラトリアムの中で過ごすことを許されるが、それが他の問題を生むことは、また次の機会で書きたい。

 他にも、常世でのイニシエーションを経なかったものは存在する。ハーレム、ミヤギとロッド、コージとGの五人(三人)である。ミヤギとロッド、コージとGは原型が同じなので、それぞれ一人と数えても問題はない。
 ハーレムは、うつつにおいて既にディスコミュニケーションや不幸と向き合う立場を確立し、『大人』の自分を持ち、その自分を肯定していた。故に常世でのイニシエーションは彼が既に通り過ぎた場所であったと言える。
 ミヤギとロッドは、うつつにおいてそれほどの不幸を感じていない。半ば本能的に他者との距離を取れる彼らは、強い確執やディスコミュニケーションに悩まされることなく、うつつを幸福に過ごしている。彼らはうつつにおいても、十分に自分を肯定できる。既に満たされた彼らにとって、常世はさほど魅力的な場所ではない。
 リキッドと原型を同じくするトットリが、常世からうつつに戻ってきたのは、このミヤギとの関係が強くかかわっていると思われる。『親友』という最も近しい人間であるミヤギの周囲では、トットリはうつつであっても自分を肯定できる。他者とのディスコミュニケーションも確執も、ミヤギとの間で交わされる幸福の前では問題ではなく、彼は幸福であるミヤギとともにいることで幸福になれる。逆に言えば、彼はミヤギと共にいなければ、幸福ではない。だからこそ彼は、ミヤギがいなくなり幸福でなくなったうつつから、ミヤギが行った常世に渡ったのである。
 コージとGに至っては、彼らの確立されたパーソナリティとマイペースさの前では、常世であろうがうつつであろうが大した差はないとまで言える。世界をそのまま受け止め、そこがどのような場所であろうが自らのパーソナリティを押し通せる彼らにとって、世界が彼らに優しかろうが厳しかろうが問題ではない。それで左右されるような脆弱なパーソナリティは持っていない。

 『パプワ』は、『厳しい現実』と『やさしい世界』の間で、『自分』を肯定する物語である。


No.428-678 Res : まつえーさん / 2006/02/20 (Mon) 12:25
 まあ、上記に私のマジシン観も入っているんですが。
 南国が、マジックとシンタローが親子になるまでの物語だとすると、そこに恋愛感情が入る隙がなくなるんですよ。そこまでの経緯で、性的な干渉があったとしても、目指す先は『親子』であり『恋人』ではないだろう、と。歪んだ親子の関係として近親相姦があったとしても、シンタローがマジックを『父さん』と呼んだことでそれは全て許され、単純な『親子』に修復されてしまった、と。
 南国のラストがすげえ好きな自分としては、その象徴である『親子』を崩してまで妄想することは出来ないな、と。故に私の中でマジシンは『南国以前はまあアリ、南国中は微妙、南国以降はナシ』となります。ごめんなさい。
 


No.427
まつえーさん / 2006/02/10 (Fri) 07:21

 こっそりとサーバー移転してます。ドメインごと移転してるので、見た目は全く変わりませんし、リンク貼りなおしなんかも必要ありませんが、不具合がありましたらご連絡いただけると嬉しい。
 でないと、絶対気付かないから。
 


No.426
まつえー / 2006/01/31 (Tue) 01:14

http://fiancetank.net/nitro/01_schrodinger.txt
第一話 シュレディンガーの繭
http://fiancetank.net/nitro/02_zoloushka.txt
第二話 ゾールシカの殺人(グロ注意)
http://fiancetank.net/nitro/03_rapunzel.txt
第三話 ラプンツェルの翼(18禁)
http://fiancetank.net/nitro/04_ptolemaios.txt
第四話 プトレマイオスの夢
http://fiancetank.net/nitro/00_date.txt
番外編 デート(一話と二話の間)

 ふと気付いたら、旧鯖にしか置いてなかったので移設。まだ続き書いてんですよ。一年たっちゃうけど(本当に一年たつな)(つうか、一年も新作出してないってのが、まずすげえな)。
 予想以上に長い話になったので、出来てる分から出していって、最後に組みなおすって形にしたほうがいいかもしれない。時系列もごちゃごちゃになりそうだし。

 本当は、前後編で済む話だったんだけどなあ……

 

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