出会い

Read Me

Offline

Gallery

Last Update 12/03/21
王子様と秋の空 [将棋]
...more
 

Web Clap

9/22 拍手オマケ更新。にくきゅう。
Res

Mail Form

Res

Search

Recent Entries

  1. お年賀
  2. 冬コミお疲れ様&あけましておめでとうございます
  3. 冬コミ告知
  4. 病気過ぎる。
  5. そういえば、ゴチメ見てきたですよ。
  6. テスト投稿
  7. CAヅラさん
  8. ヅラさんNTR篇
  9. 夏コミ新刊通販開始しました&ダンガン2おもろかった
  10. 夏コミお疲れ様でした

2008年2月14日

教習所も休んだ

 バレンタインだし、いっちょ女の子がわらわらーっと出てくる小話でも書こうかなあ、と思っていたのですが、どうも、原稿一気アップ→教習所連続通い→イベントと肩を酷使したせいか、首から背中にかけて寝違えレベルの肩こりに見舞われてしまい、首が一切左右に回らない面白い状態に陥っているため、遠慮させていただきます。
 たまさんネタだけ、ちょっと惜しかったな……書きたかったな……
 炭酸風呂入って、軟膏べったり塗って、寝るわ。

 しかし、これのせいで立ったり寝たりにも体力を使うため、やりたいことが何も出来ん。まだ『アオイホノオ』買いにいってないよう。早く読みたいよう。ああいう『マンガを読むマンガ』とか『マンガを描くマンガ』がたまらなく好きです。
 だから、Cりしゃんは、ちゃんと『燃えよペン』と『まんが道』を読むように。前者だけでもいいから。ねずみの国はその内行きましょう。なんか、てきとーな平日に休みとって。

【追記】
 くやしいので、たまさんの部分だけアップ。どうしてもこのネタを使いたかった。


 ノックの音。銀時と新八は弾かれたように駆け出し、押し合いへし合い、潰し合い足を引っ掛け合い、こけつまろびつ引き戸を開けた。
「「はい、なんでしょう!?」」
『おはようございます。本日午前8時の気温5度、湿度15%、風向南南西、風速0.6m。よい天気ですね』
「……なんだ、おめーか」
 このクッソ寒いのに短い着物から足も露わにした……といっても、本人に暑い寒いという感覚はないのだが……からくりメイドが、地面から生え出したような直立不動の姿勢で突っ立っていた。
「おはようございます、たまさん。……えっと、家賃は払ってあるはずですけど」
『はい、承っております。本日は家賃をいただきに来たのではありません』
 キランッ! 銀時と新八の目の色が変わる。
『バレンタインです』
「新八ぃ! お茶もってこい、お茶! バカ、煎茶持ってきてどうするよ! こないだクレ556買ってきただろうが、あれお出ししろ!」
「はぁい! あ、たまさん、カーワックスありますけど、お出ししますか!? ブランマンジェみたいな感じで!」
『いえ、おかまいなく。すぐにお暇しますので』
 浮き足立つ二人を尻目に、たまはエプロンの裏から透明ビニールにハートがプリントされたファンシーな袋を取り出した。中身は空だ。それをぱりぱりと広げる。
 ……嫌な予感がする。
『……お"うえ"ぇぇぇぇぇ????……ッ!』
 やっぱり。
 たまの口から、事前に仕込んでいたらしいチョコレートトリュフが続々と吐き出され、ビニールの袋にぼたぼた落ちて溜まる。ねっとりしたオイルをまとったそれが袋の半分ほどになると、たまは懐から取り出したリボンでその口を閉じ、そっと差し出した。
『いつもお世話になっております。お登勢様とキャサリン様との連名です』
「……はい、どーも」
『お返しは、家賃三か月分でいいそうです』
「高ッ!!」
『それではこれで失礼いたします。源外様や常連の皆様のところへも行かなくてはなりませんので』
 ぺこりと頭を下げ、カンカンと規則正しい音を立てて階段を下っていく。
 残されたのは妙に生あったかいトリュフが一袋。
「……どうするんですか、それ」
「……お前、食う? 多分旨いよ?」
「いやです」
「俺もやだ」

>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 ありがちネタだけど、やりたくてどうしようもなかった。