2008年2月14日
教習所も休んだ
バレンタインだし、いっちょ女の子がわらわらーっと出てくる小話でも書こうかなあ、と思っていたのですが、どうも、原稿一気アップ→教習所連続通い→イベントと肩を酷使したせいか、首から背中にかけて寝違えレベルの肩こりに見舞われてしまい、首が一切左右に回らない面白い状態に陥っているため、遠慮させていただきます。
たまさんネタだけ、ちょっと惜しかったな……書きたかったな……
炭酸風呂入って、軟膏べったり塗って、寝るわ。
しかし、これのせいで立ったり寝たりにも体力を使うため、やりたいことが何も出来ん。まだ『アオイホノオ』買いにいってないよう。早く読みたいよう。ああいう『マンガを読むマンガ』とか『マンガを描くマンガ』がたまらなく好きです。
だから、Cりしゃんは、ちゃんと『燃えよペン』と『まんが道』を読むように。前者だけでもいいから。ねずみの国はその内行きましょう。なんか、てきとーな平日に休みとって。
【追記】
くやしいので、たまさんの部分だけアップ。どうしてもこのネタを使いたかった。
ノックの音。銀時と新八は弾かれたように駆け出し、押し合いへし合い、潰し合い足を引っ掛け合い、こけつまろびつ引き戸を開けた。
「「はい、なんでしょう!?」」
『おはようございます。本日午前8時の気温5度、湿度15%、風向南南西、風速0.6m。よい天気ですね』
「……なんだ、おめーか」
このクッソ寒いのに短い着物から足も露わにした……といっても、本人に暑い寒いという感覚はないのだが……からくりメイドが、地面から生え出したような直立不動の姿勢で突っ立っていた。
「おはようございます、たまさん。……えっと、家賃は払ってあるはずですけど」
『はい、承っております。本日は家賃をいただきに来たのではありません』
キランッ! 銀時と新八の目の色が変わる。
『バレンタインです』
「新八ぃ! お茶もってこい、お茶! バカ、煎茶持ってきてどうするよ! こないだクレ556買ってきただろうが、あれお出ししろ!」
「はぁい! あ、たまさん、カーワックスありますけど、お出ししますか!? ブランマンジェみたいな感じで!」
『いえ、おかまいなく。すぐにお暇しますので』
浮き足立つ二人を尻目に、たまはエプロンの裏から透明ビニールにハートがプリントされたファンシーな袋を取り出した。中身は空だ。それをぱりぱりと広げる。
……嫌な予感がする。
『……お"うえ"ぇぇぇぇぇ????……ッ!』
やっぱり。
たまの口から、事前に仕込んでいたらしいチョコレートトリュフが続々と吐き出され、ビニールの袋にぼたぼた落ちて溜まる。ねっとりしたオイルをまとったそれが袋の半分ほどになると、たまは懐から取り出したリボンでその口を閉じ、そっと差し出した。
『いつもお世話になっております。お登勢様とキャサリン様との連名です』
「……はい、どーも」
『お返しは、家賃三か月分でいいそうです』
「高ッ!!」
『それではこれで失礼いたします。源外様や常連の皆様のところへも行かなくてはなりませんので』
ぺこりと頭を下げ、カンカンと規則正しい音を立てて階段を下っていく。
残されたのは妙に生あったかいトリュフが一袋。
「……どうするんですか、それ」
「……お前、食う? 多分旨いよ?」
「いやです」
「俺もやだ」
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ありがちネタだけど、やりたくてどうしようもなかった。
- at 23:07
- in 戯言