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2008年6月27日

君はハートのクィーンだよ 1

 ヅラ誕企画『幼な妻まつり』参加作品。
 つか、アニがや版ズラ子さんで、松桂幼な妻設定妄想した時に書いたやつのお蔵だし(Uたさんに送ったり、拍手お礼に使ったり、使いまわしまくり)。
 馴れ初め編とかも書きたいんだ……ぜ……

 タイトルは、あがた森魚。


「松陽さん」
「……なんか、違和感がある」
「だから言ったじゃありませんか」
 まだ少女の面影も濃い頬を膨らませて、妻が言う。
「先生は先生でいいんです」
「でもね、せっかくこうやって新しい生活を始めたのだから、呼び名を新しくしてみるというのは良い試みだと思うんだ」
「では、先生は私のこと、『おい』とか『お前』とかお呼びになるんですか?」
 とんでもない。松陽はぶんぶんと首を振る。
「そんなことはしない。ズラ子さんはズラ子さんなんだから、そんな失礼な呼び方はしないよ」
「じゃあ、いいじゃありませんか。先生は先生なんだもの」
 私だけの先生なんだもの。
 そう小さく付け加えた妻の声を松陽が聞き漏らすはずもなく、かといって気付いたと口に出す訳もなく。みるみる桜色に染まる滑らかな頬を、松陽は黙ってにこにこと見ていた。可愛らしい。
「ズラ子さん、こっちにおいで」
 そう言って膝を示すと、妻はおずおずと隣に座り遠慮がちにそっと松陽の腿に手を置く。膝に乗りなさいと言ったつもりだったのだが。しかし、着物越しに感じる妻の小さい手はとても暖かく、松陽はそれに自分の手を重ねた。
「ズラ子さん」
「はい」
「赤ちゃんはいつ頃が良いかな」
「先生のエッチ!」
 白い頬が一瞬で真っ赤に染まり、眉を跳ね上げ、松陽の腿を思いっきり抓りあげる。
 痛いやらおかしいやら可愛らしいやら。松陽は悲鳴交じりの笑い声を上げながら顔を崩した。