2008年7月31日
感想に代えて
今更ジャンプ感想を詳しく書いてもアレなので、ざざっと。
あの、『自分はもう負け犬だけど。でも、代わりに戦ってくれてるやつがいるから。だから、「俺たち」は負けてない』という、最強クラスのデレデレ発言が、もー。
ああも銀さんに『嫁は俺の太陽だ』って言われるとめっさ恥ずかしくなる。
アニメでもね、ちょうど竜宮編だからね、一年前に言ったこともう一度言いますけれども。
本当に銀さんにとってヅラは、眩しくてきらきらしてて、だからこそ後ろめたくて、それでもそばにいてくれないと困る、そんな太陽みたいな人なんだな、と。
銀さんが乗り越えられなかった谷を這い上がってきて、ぐいぐいと『お前、まだやれるから! 大丈夫だから! そばにいてやるから!』って引っ張りあげてくれる。銀さんが捨ててしまったものを、もう一度作り上げようとしてくれる。
もちろん、ヅラだって最初からそんな人間出来てたわけじゃありませんよ。でも、今の銀さんは自分の知ってる銀さんとは違うけど、でも、今でも守りたいものがあって、そのために必死で生きてて、だから銀さんはいつまでも変わらないんだって、だから自分も変わらなくていいんだって分かってるんですよ。
銀さんもヅラも変わってしまったけど、本当に大切なものだけは変わっていないんですよ。
銀さんとヅラが一緒なら、家族だって世界だって救えるんですよ。
銀さんはどこまでも自虐思想の人だから、本質的には人を引っ張っていける人ではないのだと思う。
あの人の説教はいつだって棚上げで、『こうしないと、俺みたいになっちゃうよ?』ってのが基本にある。
まだ負けていないと言ったその口で、自分を負け犬と認めてしまう。そういう『何もかも失ってしまった自分』をいつまでも引きずっていて、ずっとずっと自分を責めて生きている。
それでも、ちょっとだけ顔を上げればそこにはヅラがいるから。きらきらして、変わらずにそこにあってくれるから、銀さんはちょっとはマシに生きていけるんじゃなかろうか。逆も然りだけど。
なんにしても、こうも原作の銀さんが要所要所で『ヅラ大好き!』宣言をするので、うちの銀さんのヅラ好き好き病が止まらなくなるのです。
分かっていただけたでしょうか。
- at 15:33
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