2010年3月16日
電波オデッセイ
印刷屋さんからの修正差し戻しは何度やられても堪える。
……いや、そんな何度もありませんけど。というか、いつもはコミケ基準ギリギリでも刷ってくれる印刷屋さんなのに。今回、内容が内容だから、赤ブー基準よりかなり厳しめに入れたのに。あれでもダメか、やっぱり例の条例改正案の影響か。
まあ、そっちについてはついったでボヤいてるので置いときますけども。
昨日は原稿にかかりきりだったので、ちょっと置いといた今週のジャンプ。
……銀さんの親離れエピソードは必要だと思うんだよ。
実際のお登勢さんの生死がは別として、『お登勢さんを守れなかった事実』を銀さんがどう乗り越えるかは大切なエピソードですよ。しかも今回、完全に自分のせいですからね。下手すりゃ、攘夷戦争当時よりショックでかいですよ。
でも、銀さんはそれを乗り越えにゃならんのよ。失う怖さに背を向けたままで、逃げ続けちゃいかんのよ。全速力で逃げて逃げて、逃げた先で救われて、そこで満足しちゃいけなかったのよ。
戻らなきゃ。自分が置いてきたもののところに戻らなきゃ。それをもう一度拾い上げて、初めて銀さんはもう逃げなくていいようになるんだよ。
自分を臆病者だ卑怯者だと卑下してるばかりでは、何も始まらんのよ。
わが子を容赦なく千尋の谷に叩き落して這い上がってきたところもう一度叩き込むタイプであらせられるところのヅラさんに置いては、出来れば今回はスタンバったまま見守っていただきたい。銀さんの成長を信じてあげていただきたい。信じてあげてほしい。
というか、これで這い上がれないような銀さんは、一生をヅラさんのヒモとして生きる他はないよ。ヅラさんのペットですよ。
それでもきっとヅラさんは可愛がってくれるだろうけれどね。ヅラさんは受け入れてくれるだろうけれどね。ヅラさんはダメな銀さんも弱い銀さんも馬鹿な銀さんもカッコイイ銀さんも、全部知った上で銀さんのこと愛してるからさ。
でも今、銀さんがスタンバってるヅラさんに見せるべき姿は、『僕、もう一人で歩けるよ』だと思うのよ。
もう弱くないよ、君を捨てた頃の臆病な僕じゃないよ、もう君みたいに誰かを不幸にしないし、もう君に不幸な僕を見せないよ、って。だから、僕も君も幸せになれるよ、って。
銀さんにそう言ってほしい。
- at 20:08
- in 戯言