結局、21時過ぎから日付変わるまでは寝れたけど、それ以降目が冴えちゃったんで、もそもそプロット切ってた。
11月の坂桂本は、正確にはもっさん視点の銀坂桂三角関係本なんですけど。(銀桂、銀←坂前提の坂桂)(いつも通りとも言う)
攘夷時代がメインなんで高杉も出そうと思ったんですけど。
出ない。出番がない。
何でか分かった。私の中の高杉のもっさんに対する態度は、基本的に『無視』だ。
なんつか、村塾三人は全員身内至上主義者だと思うんですけど、それぞれ身内範囲が全く違う。ヅラの身内判定は、『この国』まで広がる。銀さんの身内判定は半径3メートル。で、高杉の身内は、『自分の中』なんだよな。
その人が大事って言うより、自分が大事だと思う気持ちが一番大事。だから、優先順位が、自分の基礎を作った先生>自分の基礎に深く関わった桂>自分の基礎とぶつかり合った銀さん。で、その次くらいが、自分の理想を形にした旧鬼兵隊。それ以外は、どーでもいー。
しかも、もっさんと来た日にゃア、あとからほいほいやってきたくせに、銀さんと仲良くなるわ、ヅラの信頼得るわ、『なにお前、なんで俺の友達取るの!? なんで勝手に俺たちの間に土足で上がりこむの!? バカのくせにムカツク! 俺、絶対相手しない!』と拒否反応バリバリなんじゃないかと。
要は、人見知りなんですけれど。重度の。
晋ちゃんは新鬼兵隊の人相手でも、いまだ人見知りが解け切っていないので、後から来た&自分の友達奪った&勝手に出て行ったもっさんに対しては、未だに人見知りバリバリだと思う。
銀さんはさ、まださ、お子様のころに出会ったから、時間かかってでもある程度まで心開いたけどさ(だが、高杉がヅラに9割心開いてるとしたら、銀さんに対しては4割程度だと思う)。思春期過ぎてから出会ったもっさんは駄目だろう。ATフィールドガッチガチだろう。
まあ、もっさんはおおらかかつ他人に無理強いをしない人なので、ATフィールドを脅かさない位置から温かく見守っておりますが。
もっさんはヅラみたいな『何ともならないものを、力技でなんとかする』人じゃなく、『なるものはなるようにしかならないが、その流れを利用する』人なので、あんま引きこもりを外に連れ出すような真似はしません。ヅラはするけど。もっさんは、飽くまで引きこもりが自分が出てくるというまで辛抱強く待ち、出よう言い出したなら、そのサポートは惜しまない人。
まあ、この場合、引きこもってるのは銀さんと高杉ですが。
でもさあ、高杉の引きこもりが『なるようにならないことに全力で立ち向かったら、粉々に粉砕されて世界中全部逆恨み』なのに対し、銀さんの引きこもりって『流れを完全に無視し、急流のど真ん中に棒立ちしてたらボッキリ折れて俺世の中でやっていけないと自己嫌悪』なんだよね。
どっちがタチ悪いかって言ったら、確実に銀さんの引きこもりのほうがタチ悪いよね。本人はうまくやってるつもりなんだぜ、アレで。