2007年10月16日
あ、そうか!
京次郎さんって、中村半次郎がモデルか! 人斬り半次郎か!
出るとしたら坂陸奥編、もしくは攘夷絡みだと思ってたから油断した。つーことは、四大人斬りで出ていないのは田中だけか……出るかな……出ないかな……出るとしたら、鬼兵隊だよね……増えんの?
銀誕話、次のゲストはサド王子とおまけのマヨなので、ちょいとキャラ掴みなおそうとまえらぐみ絡みの話を読み返してました。
やっぱり、どっちかってーとマヨよりサドのほうが大局っつーか『道』が見えてる人な気がする……
んで、練獄関の話を久々に読み返したのですが。
いや、実は私、あんまこの話好きじゃなくて……『人殺しだけど、裏で善行をしてて、不幸な死に方したからいい人』って話ってあんま好きじゃなくて……描かれ方の問題だと思うんですけどね。こういう描かれ方があんま好きじゃないってだけやね。
話逸れた。
銀さんの視野狭窄名言その一『魂が折れちまうんだよ』のあとに、『こいつぁ、老いぼれて腰が曲がっても、まっすぐじゃなきゃいけねー』ってセリフがあってキュンッてなった。
何、伏線? 竜宮編の伏線なの、これ。
ほんと、ぎんづらは至るところに伏線があって怖いな!! 常に銀さんは、ヅラのこと考えっぱなしに見えてくるよ! こえーよ! 銀さん、ヅラ大好きっ子だな!!
まあ、ぎんづらというよりね。やっぱり、銀さんの今の生き方ってのは、ヅラや高杉と過ごした幼少時代や、プラス坂本のいた攘夷時代や、ヅラと離れて一人になった終戦や、そういう青春と挫折の上に成り立っているってことだよね。銀さんとヅラと高杉は、同じものを見て喜んで悲しんで苦しんで、それをお互いに見てきて、それで別の道を選んだんだよね。
だから、銀さんが自分の生き方を考える時に、ヅラや高杉のことを考えてしまうのは当然なんだよ。うん。
なんだよ、つまりぎんづらたかの三角関係はガチってことじゃねえか。
なんだこのマンガなんだこのマンガ。
しかし、まだ自分の生き方に迷ってていい年なのに(マヨなんて迷いっぱなし)(洒落でなく)、こんだけ『俺、これ以外の生き方はしたくない』って姿勢貫かれると、ほんと『お前、どういう人生送ってきた』って感じだなあ……具体的に言うと、どういう挫折を経てきたのかってことなんですが。
『万事屋ブルース』みたいにボロッボロになってる銀さんが見たいのう……底辺を這いずってえぐえぐ泣きながら生きてる銀さんが見たいのう……そういう人だと思ってます。今もまだ、そういう人であり続けてるんだと思ってます。飄々と生きてるように見せかけて、本心は泥まみれで泣きながらなんとか歩いてるような人。銀ちゃん、ああ見えて寂しがりやなんだかんなー。
……好き(ダメ男萌え)。
ちなみに、ヅラは泥まみれでも唇噛み締めて『泣いてないから、これ単に顔洗おうって自分で水出してるだけだから』と言い張って、1cmでも1mmでも前に進んでやろうとしている人で、高杉は泥に逆ギレしてギャンギャン泣き喚いた挙句、泥団子量産して『お前らも俺と同じくらい不幸になれ!』と周囲に迷惑撒き散らす人。
坂本は、泥は泥で楽しめちゃう人。
- at 21:13
- in 戯言