2008年3月 1日
小学3Z Vol.4?Vol.5
魔性の小学三年生桂くんと、正常な成人男性銀八先生の緊張感あふれるハートフルエロコメ。
ギャグです。旧拍手オマケ。
Vol.4
その幼い肢体はゆるゆるとした刺激に上気し、桃色に染まっていた。小さな膝頭はしきりにすりあわされ、揺れる白い腿が雄の本能を誘う。ああせんせい、はやく、はやく。小太郎の囁きに、銀八は新雪を踏み荒らす直前の高揚感を
「ヅラくん、連絡帳に官能小説連載するのやめて」
「ヅラじゃありません、桂です。新しくおぼえたことはれんらくちょうに書けとおっしゃったのは、せんせいじゃありませんか」
「毎日連載しろとは言ってないよ! つーかこれ、お母さんにも見せてんだよね!? 何で何も言わないの!? ヅラくんのお母さんはどういう人なの!?」
「ぼくのお母さんをやっている人です」
「……大体分かった。で、なんで毎日連載なの。失楽園か、愛の流刑地か」
「その日にべんきょうしたことのおさらいです」
「どこで勉強したの、こんなこと!」
「じゅくのこくごのじゅぎょうで……」
「先生、その塾訴えようかと思う。なんでそんな性犯罪者ばかり雇ってんの。どんなやつなの、その国語の先生」
「なぜかせんせいにそっくりなんです。かみの色は金色ですけれども」
「……あの愚弟、カタギのバイト始めたとか言ってたくせに、実態はぜんぜんカタギじゃねえじゃねえかー!」
「おしりあいですか?」
「ものすごくよく知っています。知りたくもないほどに知っています。ヅラくん、本当にその塾やめなさい。すでに君は色々とピンチです」
「でも、そうしたらせいせきが……」
「あーもー、じゃあ、先生が補習してやるから! わかんないことあれば何でも聞いていいから!」
「ほんとうですか? せんせいがおしえてくださるんですか?」
「もう、なんでも教えちゃう。どうせ中学年の塾なんて、予習復習以上のことやんねーんだから」
「さかもとせんせいみたいに、おひざのうえでおしえてくれますか?」
「……お膝……」
「きんときせんせいは、だっこしてくれます」
「……先生の授業では、お膝も抱っこもしません……」
「じゃあ、じゅくはやめません」
「なんでーーー!?」
「あれはぼくのいやしの時間です」
「どういう癒し!? 癒されるの!? ヅラくんは何を求めてるの!? 塾はホストクラブじゃないんだよ!?」
「大人の男せいのたくましいうでにいだかれると、こう、あんしんかんというか、やすらぎというか、なんとも言えないじんわりとしたかんかくがおなかの底から……」
「欲情って言うんだよ、ソレ! うわ、怖ッ! この子怖ッ! 改めて!」
「ぼくのおうちはお父さんがいないので、ふせいてきなものをもとめてしまうのかもしれません」
「家庭の事情絡みかよー……」
「ということで、これからそのいやしの時間なので、しつれいします。それではせんせい、さようなら」
「……待ちなさい」
「なんでしょうか?」
「よいしょっと……」
むぎゅ。
「……せんせい……」
「……どう? 癒される?」
「いやされます、が、どきどきします」
「あのね、疲れたOLじゃないんだから、手当たり次第そこらへんの男に安らぎを求めるのはやめなさい。もっと、こう、信頼できる人を頼りなさい。ね? ……ヅラくん、可愛いんだから。ぱっくり食べられちゃうよ?」
「はい……」
「スキンシップが大切なお年頃ってのはわかるけどね。世の中、狼が多いんです。ヅラくんが安心できるって言うなら、先生、協力するから。分かった? どうなの、ヅラくん? ……ヅラくん?」
「せんせぇ?……」
「……ヅラくん、お熱あるの? 顔真っ赤だよ?」
「ねつ……あります。なんかへんです、ぼく……」
「いや、ヅラくんはいつも変だけどね……お熱あるなら、保健室に……」
「ほけんしつ? ほけんしつですか? おふとんがあるところですか? いくまつせんせいは今日はお休みですか?」
「ちょ、違ッ……! そういう意味じゃなくて! 何、ハァハァしてんの、この子は! 落ち着け! 落ち着きなさい!!」
「おかしいです、きんときせんせいにだっこされても、こんなかんじにはならないのに……なんだかからだがぽかぽかして……おなかのおくがせつないんです……」
「うわ、ちょ、待て、え、マジか、マジでか!? 完全に欲情モードか!」
「せんせい、おなか、おなかさすってください……きゅんきゅんして、うずうずして、つらいんです……ぼくのおなか、なおしてください……」
「ダメー! 上着めくっちゃダメ、お腹冷えるから! ちょ、うっわ、すっげ。子供の肌ってすっげ。何このすべすべ感。すっげ、製造十年以内の肌ってこんなんか。普段、腹なんか触らないしな……って、違うわー! 何の扉開きそうになってんだ、俺ーー!! なんか妙に気持ちいい……って、ヅラくん、何してんの!? 変なとこ触っちゃダメだって!」
「せんせいっ……! だめです、もうがまんできません……ッ! ほけんしつにつれていってください! せんせいのおうちでもいいです!」
「決心固めやがったよ、この子! ちょ、塾行くんでしょ!? お勉強あるんでしょ、ヅラくん!」
「だめです。こんなきもちでじゅくに行ったら、ぼく、わるい子になってしまいます。いけないことをしてしまいます……ッ!」
「それはダメだ、本当に!!」
「せんせい、せきにんとってください。ぼくのわるい子なおなか、おしおきしてください。せんせいのおしおきで、ぼくをいい子にしてくださぁい……!!」
「責任取るも何も、ちょっと抱っこしただけじゃん!? なんでそこまで突っ走らないといけないの!? え、うそ、ヅラくん、それは本気でダメだって……!」
「……せんせぇ????ッ!! ぼく、もう、あたまがおかしくなりそうで……!」
「とっくの昔から、十分おかしいからー! いやっ! やめて! ヅラくんダメ!! 怒られちゃう、先生怒られちゃうから! いやあああ?????ッ!!!!」
Vol.5
「お待たせしたな、先生。昆布茶しかなかったのだが、お好きだろうか?」
「いや、おかまいなく。急に家庭訪問に来たこっちが悪いんで……って、えっと……ヅラくん、じゃねえや、小太郎くんのお母さん……ですよね?」
「ここで他人が出てきたらおかしかろう」
「そりゃそうなんですけど。いやあ、お若いなあ、と思って……」
「うむ、よく言われる」
「……そうでしょうね。いや、そっくりですね、お母さんと桂くん」
「ああ、そうだな。単体生殖したんじゃないかと時々言われる」
「あははははは、確かに分裂したって言われるほうが納得できるなあ」
「はははははは、そんなわけはないのだがな。男とやることこなして、俺が股から産んだ子なのだから」
「……えーと、今日はですね、小太郎くんの、その、ませた部分というか、人になつく癖があるというか……」
「恋愛関係ということだろうか」
「……小三の子に恋愛というのもアレだと思うんですが、まあ、そうです」
「確かに小太郎は男に惚れやすいところがある。しかし、世には良からぬ輩も多く、己の身を晒すことがどれほど危険であるかもしっかり知っている。その上で、信頼できる男を選んでいるのだ。問題はない」
「問題ありますって! 小三の男児が男に惚れっぽいって時点で、問題有りまくりじゃないですか!」
「先生、俺が小太郎の父と出会ったのは、今の小太郎よりも幼いころだ」
「……はい?」
「その頃から、俺は将来この男の子供を産むのだろうと思っていたし、小太郎と同じ年頃には、戯れのようなものではあるが身体を触れ合っていた。本人にしっかりとした意思があるのなら、年は関係ない。女の性(さが)とはそういうものだ」
「お母さん、小太郎くんは息子さんだと思うんですけど」
「先生、貴殿は染色体がひとつ違うくらいで、男らしさや女らしさを押し付ける、そういうタイプの古い教師なのだろうか」
「いや、そうじゃないですけど……」
「ならば、よいではないか。あれほど俺そっくりの子だ、気性も似ていて当然だ」
「……つまり、お母さんも子供のころから惚れっぽかったんですね」
「そんなことはないぞ、俺は夫一筋だったぞ。……いなくなるまでは」
「あー……まあ、最近は生徒のプライベートには立ち入らないのが風潮ですけど……ああいう子ですし、もしよろしければ詳しく……」
「……先生によく似ていた」
「え?」
「小太郎が先生の話をするたび、似ているのではないかと思っていたが……先ほどは、玄関で驚いた。生まれ変わりのようだ。その銀色のくせっ毛も……やる気のないような素振りをして、一度関わったものは見捨てられぬところも……よい夫、よい父とは言えぬ男だったが、妻と子をよく愛してくれた……しかし、四年前……」
「お母さん……いや、ヅラ子さん……」
「あの子はろくに顔も覚えていないと思っていたのだが……ふふ、やはりどこかに残っているのかな。とりわけ先生によくなつくのは、父の面影を追っているからなのだろう」
「あー、その……小太郎くんは寂しいんだろう、ってのはよく分かります……僕でよければ、支えてあげたいという気持ちはあるんですが……」
「……本当によく似ている」
「……あれ? お母さん?」
「すまないが、眼鏡を取ってくれまいか……そう、そして先ほどのように、ヅラ子、と……」
「ちょ、え、近い。近いですよ、お母さん? え、え、また? またなの?」
「先生、父をなくして寂しいのは子だけだとお思いか……?」
「や、まあ、その、お母さんもお寂しいでしょうが、え、あの、小太郎くん部屋にいますよね? え? 嘘。ちょっ……!」
「俺は女手ひとつであの子を育ててきたつもりだ。母としての優しさだけではなく、父としての厳しさも与えてやろうと……しかし、貴殿を見たとき気付いたのだ。俺はあの子の父にはなってやれぬ。そして、あの子の母である前に……一人の女なのだと……!」
「あ、あ、お母さん、ちょ、ダメ、な、なんスか!? これなんてテクですか!? あ、あ、あー……」
「先生……! 分かってくれ、例え母と雖も、女は灰になるまで女……!!」
「あー……そ、そうですねー……お母さんはおきれいですしー……あー……あの、なんかもう、俺、理性が……こ、これか……これが未亡人なのか……すいません、俺、違う世界に迷い込んだような……」
「共に迷ってくれ、この愛の牢獄に!」
「お、お母さん……いや、ヅラ子さ……」
ぱたぱたぱたぱた、ガラリ
「せんせい! お話がすんだなら、いっしょにアルバムを見ませんか? ぼくのようちえんのころとか……」
「…………」
「……………………」
「………………………………」
「……………………………………ごめん、ヅラくん。ちょっと取り込んでた」
「どうした、小太郎。おとなしく宿題をしていなさいと言っただろう」
「……あ……あ……」
「ちょ、違う! 違うよ、ヅラくん!? これはね、先生違うんだよ!?」
「先生、大丈夫だ。この子は物分りがいいから」
「黙っとけや、母親ぁ! 今、あんたの息子がトラウマ植え付けられるかどうかの瀬戸際だぞ!?」
「そんな……おかあさん……そんな……」
「あ、泣くな! ヅラくん泣くな! その、これはちょっとした過ちというか……!」
「この……どろぼうねこーーーーーーッ!!!!!」
「ああっ……!」
「実の母親に、泥棒猫&ビンターーーー!!??」
「なんでお母さんはいつもそうなんですか! どーしていつも、ぼくのすきな男のひとをさきに食べちゃうんですか!」
「仕方なかろう、お前の連れてくる男は若いのから年食ったのまで俺の好みにジャストフィットなのだから。母と同じ気性に生まれついたことを悔やむがよい」
「常習犯かよ、あんた! なんなの、あんたら親子なんなの!?」
「ずるい! ずるいです! そんなにおとなの女のひとはえらいんですか! ぼくのほうがわかいのに! なんでみんな、こんなみずけのぬけたとしまと!」
「……ちょっと若過ぎるのと、ヅラくんが男の子だからじゃないかな……」
「水気の抜けた年増とは、我が息子ながら言ってくれる。貴様こそ、惚れた男を犯罪者にするのは人道にもとると思わんのか!」
「おお、お母さん、ここだけはちょっといいこと言った。まともなこと言った。全体の流れで見ると、全然まともじゃないけど」
「ふぎみっつうだってはんざいみたいなものじゃないですか!」
「そりゃあ、裁判では負けるが前科はつかん!」
「お母さん、そりゃ極論です! ……って……ふぎみっつう?」
「ぞくにいうふりんです」
「全くこの子は、古い言葉ばかり覚えよって」
「……お父さん、4年前に死んだんじゃないの!?」
「げんきですよ? おうちにはいませんけど」
「4年前から単身赴任でな」
「まいしゅう、土ようの夜にかえってきて、日ようのお昼にはいなくなっちゃうんです」
「結構、頻繁に帰ってくるじゃねえか!」
「かえってくるたびに、お父さんもお母さんもおへやにこもって、夜中までうるさくてこまります。おかげでぼく、ここ数年、ろくにお父さんのかお見てません」
「こら小太郎。父と母の秘め事を人前で言うものではない」
「週一でそんだけヤッてんのにまだ飢えてんのか、熟女ってのは! 怖いよ、女怖いよ!! つーか、息子とコミュニケーション取れよ、父親!」
「先生! 女の性欲というのはだな、男と違って本能的なものではなく後天的に得た快楽ゆえに、ひとたび目覚めれば満足するには相当な……!」
「お母さん、黙ってーーー! どんだけ淫乱人妻なんだよ、アンタ!!」
「そうです! お母さんみたいなみだらなひとづまに、せんせいはわたせません! せんせいは、その天パのごうくゆえに、この年になるまでかのじょがいないじゅんじょうな人なんです!」
「だから、先生、そこそこ経験あるってば! 何でこの子、俺のこと童貞扱いすんの!?」
「甘いぞ、小太郎! 貴様の父とて一度死んで生まれ変わった方がいいような天パだが、十三の頃にはしっかり経験済みだったわ! 筆下ろしをしてやったのは無論俺だが!」
「息子にどんだけ父と母の秘め事伝えてんだよ! 隠せよ、そういうのは隠してやれよ! そういうイニシエーションは思春期でやるべきなんだよ!」
「うわぁ??ん、せんせえ???! いやです、せんせいまでお母さんにうばわれるなんていやですぅ???! わかい子のほうがいいって言ってください???!」
「ええい、いい加減諦めろ小太郎! 精通も迎えておらぬロリショタと脂の乗り切った美熟女、どちらかといえば後者の方がメジャーな性癖だ!」
「それには異論はないが、この状況には異論があるんですけど!」
「せんせい、このあいだいってましたよね? せいぞう十年以内のはだってすごいって。もっとさわっていいですよ、こないだはおなかでしたけど……」
「そんな骨と皮だけの体など触ったとて何が楽しいものか。ほら、先生。若いだけの小娘では味わえぬ女の肉というのを教えてさしあげよう……」
「ちょ、なんすか、なんですかこの太もも天国は! ちょ、イヤ、待ってって、だから今日は家庭訪問に来たわけで……!」
「かていほうもんといえば、『だめですせんせい、お母さんにきづかれてしまいます!』ってプレイが王道じゃないですか!」
「家庭訪問といえば、『ああ先生、こんなことが夫に、いえ、あの子に知られたら……!』ってプレイが王道だろうが!」
「助けてえーーーーーーー!! マジ助けてぇーーーーーーーーーーーーー!!!!」
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