2008年4月23日
SS雑感というか、なんというか
いきなりSS更新。メンタル的には銀桂で神楽×桂と言ってもかまわないんですが、一応、Wカレーってことで。
冒頭が秋のシーンなので分かると思うんですが、去年の秋ごろに書き始めたやつです。半年前……か……
ちょうど同時期に書き始めた『ニセモノヘヴン』とほぼ同じテーマなのでお蔵入りしてたのですが、ワンニャン編と被るシーンが多かったのと、『なんとなく今書くべきかな』と思ったので、終盤にちょちょっと手を加えて再提出。
グラさんはすっかりちっちゃい銀さんですが、やっぱりグラさんも『挫折を恐れない』人だなあ、と。
基本、銀さんの説教は全て『挫折』から生まれてきてるので、『俺はそうは出来ないけど』『俺はそうじゃなかったけど』という自虐部分がどうしても混じるのですが、まだグラさんは挫折を知らないので、『私はそうやって生きてやる』『私はそれが出来る』という自信に満ち溢れてるなあ、と。そこが、銀さんとグラさんの違いかな、と。
そして、ヅラは挫折も自分の可能性も同じだけ知っているので、出来ることと出来ないことをはっきり口に出すし、それに基づいて行動するし。
ヅラはグラさんに娶ってもらえばいいと思うんですが、やっぱり、ヅラは銀さんじゃなきゃダメだし、銀さんはヅラじゃないとダメなんだろうなあ……
タイトルは、『クドリャフカ』とどっちにしようかと悩んだのですが、『クドリャフカ』だと銀さん主役の話になってしまう気がしたので、こっちで。
新居昭乃の『スプートニク』でも、村上春樹の『スプートニクの恋人』でも、『マイライフアズアドッグ』でもいいです。
でも、単純に史実としてのクドリャフカが一番近いイメージです。
二度と戻ってこれない、でも決してその軌道からは外れない小さな衛星の中で、じっと青い星を見つめる小さな犬。神楽もヅラも銀さんも、そんなわんこだろうな、と。
しかし、終盤を書き直しつつ思ったんですが、紅桜って本当に万事屋×桂だな……
ぱっつあんとグラさんの『ヅラはもううちの子』意識すげえ。
ヅラにどんな迷惑かけられても、ヅラが帰ってくるのを銀さんが望む限り、ぱっつあんもグラさんもヅラを全力で守るんだろうなあ……泣けるわぁ……
- at 06:29
- in 戯言