2007年04月01日
説二十五 感想本番
もはや、シナリオの整合性とか詰め込みの無茶振りとか言っても始まらぬ!(打ち切りですから)
なんとかしてキャラクターたちを『めでたしめでたし』で終わらせたい、という、スタッフの熱意が垣間見え、そういう意味では非常にいい最終回でした……! それぞれの見せ場もあったし(アビ以外)、何度もリピートしてはキャッキャ言っております。
では、続けて詳細な感想を。
・狂斉、最初、市中引き回しにでもされてるのかと思った……
・船の上で一人だけ視線そらしてる江戸元が、捕らわれっぽくて萌え。別に捕らわれちゃいないんだけど。
・抱えられているアビがへたれかわゆい。つーか、すげえな、西の者……! あのデカブツを軽々と……!!
・壊れる! 江戸元のおうちが壊れる!!(涙) これは、宰蔵さんなりの仕返しということなのか。
・『私の主は小笠原様です』 内助の功。宰蔵はお頭の嫁。夫婦は二世、主従は三世なので、お頭と宰蔵は五世に渡って結ばれる運命……!(累計されるものなのか、それは)
・『さいぞー! さいぞおおお!!』 小娘に守られ、逃がされるお頭、へたれかわゆい。
・当身は、宰蔵さんに刀傷を与えないための江戸元の優しさなんだよ、きっとそうだよ(涙)。……女の子のお腹、殴らないでええ。江戸元、フェミニストだからこれも苦渋の判断かと。
・本当によく縛られるアニメだな。別に縛らんでもよかろう場面でまで縛りが入る。『拘束される=縛られる』なのか。
・大人の都合に振り回されるお頭。なんだかんだとまだ若者だなあ……ずるくなんか生きられない、生きたくない、そんなふうに生きるくらいなら……! というのは、アトルさんと同じ。まあ、お頭はアトルさんより行動力と実行力がある分、中二病に陥らずにすんでいるということか。
・……バレバレだ、遊兵ーーーーー!!! 律儀にガニ股。往さんお茶目。
・『前島聖天の出口は江戸中に繋がっている』 そこから、江戸元があっちこっちにところてん売りに出かけているわけですか。
・宰蔵さん、荒らしすぎだーーー! ボロボロじゃないかーーー!!
・再び大怪獣登場!
・ムカデを見ていやそーーな江戸元さん。虫、嫌いなのか……
・朱松さんのアトル抱きかかえっぷりがエロス。
・クマ……クマだ、これ……!!
・女の子の胸元にいきなり手を伸ばすのは失礼だ。
・『斬りましたよぉ?』 ……悪い顔だわあ(笑)
・往さんを人に戻したのは、江戸元の漢神。往さんがこの先、馬七と合体変身したあとは、毎回、江戸元のお世話になるのか。どんな往元設定だ、それ。
・『妖夷に仕え、妖夷を鎮めるために生きてきた』『私を縛っているものが何か、見てみたかったんですよ』 ここら辺、本来だったら過去と絡めてじっくり描かれるはずだったんだろうなあ……これだけだと、なんか江戸元の我侭みたいじゃないか(笑)。
・『だが……まさか、ムカデとは!』 虫嫌いで家業を放棄する江戸元、マジフリーダム。
・妖夷(脅威)を神と崇め、それに縛られて生きるか。神殺しであっても、人として生きるか。山子のエピソードの『山を降りた山神は、もはや神ではない』と繋がるテーマだったと思うのよな。江戸元エピは後半に集中配置されるはずだったことも考えると、この辺がアニミズム的にも面白くなりそうだったんで、非常に残念だ(´・ω・`) OVA補完しないかなあ……こういう、神殺し、神喰いネタは好きなんですよねえ……
・宰蔵さんに続いて、江戸元変身シーン披露。往さんは、マント羽織ってただけだったのに! まあ、狩衣の下になら、小袖くらいは着られるだろうが……髪形も、宰蔵さんのハゲが隠れることを考えれば、まあ……しかし、バズーカはどこに!? 袴の中に入ってたのか!?
・先祖代々奉ってきたムカデに縛り付けられるのはイヤだけど、先祖代々やってきた女装をするのはイヤじゃないらしい。……もう、これが常態なんだろうな、この人。
・しかし、聖天って歓喜天のことだから、女装してんだと思ってたんですが……なんでムカデ……歓喜天は手が多い像で描かれることも多いから、ムカデを封じるために聖天と称して奉られたんだろうか。ここらへんも、打ち切りによる設定変更のせいかー。ワケわからーん。
・炎を操って得意げなアビちゃん。……子供だなあ、この人。
・『裏表があるってことですか?』 ……いや、まあ、その……
・あー、切っちゃったー。もったいねー。
・銃弾を弾き返す! すげえ!! かっこいい!! リリカルなのはみたいだ、江戸元さん!!!!(なのはかよ) みんな、漢神武器の扱いに妙に慣れてるのは、やっぱり自分の一部だからなのかなあ。
・お頭パーーンチ!
・『もはや、私に刀はいらぬ!』 無茶言うな!
・メンバー全員に専用武器! まさに戦隊ものの王道!! これが會川氏の思い描いていた奇士の完成形なんだろうなあ……ステキだ。
・でも、往さん=斧&ムチ、宰蔵=ナイフ、江戸元=矛&回復能力はいいんだが……まあ、百歩譲って、お頭=ナックル&格闘能力もいいんだが……アビちゃんの炎だけなんか浮いてるんですけど……やっぱ、漢字の名前じゃないせいか。彼にも実体化した武器を与えてやってくれ。
・宰蔵さん、その人先週はコスプレまでしてたんですよ。
・まぶしい! 内腿の白さがまぶしすぎて、目が潰れる!! やっぱ、内腿見せてこそ江戸元だな!!
・お札ラベルチェッカー、再び。便利そうだな、これ。付箋貼ったりするのに。
・戦隊に乗り物を提供するのは司令官の役目!! まあ、鳥は象形文字なので……そのまんまです……残念でした、鳥居さん。
・やべー、超燃える展開だ……!! 熱い、熱すぎる……!!!
・馬七、ペガサス化。……ペガ七!? かっこいいんだか、間抜けなんだか!
・こうみると、江戸元の矛、異常にでけえな。
・異界……ここでどうやって食い物とかゲットするのか、気になって仕方ない。
・別に異界にいても、人間関係のしがらみとかはあると思うよ?
・『すいません、俺、ダメ人間なんです。なんも出来ないんです。ごめんなさい。でも、アナタみたいなちょっと依存癖の強い人にちまちま説教して守ってる気分になれれば、もうちょっと責任感とか芽生えるんじゃないかと……』 往さんのアニメ史上に残るダメ人間宣言!! あんた、ダメだあ……マジで……(笑) まあ、大抵の大人は、自分を大人扱いしてくれる世間に支えられて大人でいられるわけで、身につまされる部分もあるが……だが、そこまではっきり言わなくてもよかろうよ(笑)。
・しかし、藤原さんじゃなきゃ演じられないセリフだな、これは。オトナ帝国のひろしの回想シーン、見返してきたくなっちゃったぞ。あれも、『守らなきゃいけないもの』のために心地よいモラトリアムを捨てて、『大人にならなきゃいけない』シーンだったからな……
・でも、往さんの場合、『大人にならなきゃいけない』じゃなくて、『大人扱いしてください』なんだよな……(笑)
・ダメだあ、この大人(笑)。『こんなダメな大人でも、一応生きていけるんだなあ……』ということを学んだアトルさんは、もう異界を求めたりしないでしょうな。生きていけるものよ、ダメなままでも。
・新三さんとこで内職するアビちゃんと宰蔵さん。猫の蚤取りはやめたのか。
・『五人とも美男美女ぞろいだと』 お頭=老けてるけど男前、宰蔵=見た目美少年、巫女宰蔵=正統派美少女、江戸元=見た目美女、往さん=初老、アビちゃん=夏も毛皮。……そりゃ、往さんも苦笑するわ!!
・江戸元だけ働いてないのは、また聖天に篭ってるからか。吉原での遊びっぷりを見るに、奇士やる前から入り浸って豪遊してたみたいなんで、別に給金なくても食ったり遊んだりするには困らないだけの金は持ってるんだろうなあ……ところてん売りは情報収集専用か。またやってほしいが。
・アトル&ペガ七は、特撮で言う喫茶店ポジション。大変よ、奇士! また妖夷が出たわ!!
江戸元が死んだらどうしよう、往さんとアトルがバッドエンドだったらどうしよう、と、一週間はらはらしっぱなしでしたが、こんな大団円で終わるとは……!
奇士の家族的雰囲気に惹かれて見出したゆえに、非常に嬉しいまとまり方でした。放置されてる伏線や設定は、OVAでちょっとでも回収つけてくれればいいや。ノベルや漫画版でもいいよ。
OVAも、設定回収しなくても、奇士の日常を描いてくれるだけでもいい……みんな、仲良くてマジでよかった……!(涙
江戸元が、一番の曲者なのは変化ないっぽいけど(笑)。
OVAまでまったり萌えつつ待とうと思います。いや、いかにも打ち切り最終回でしたが、よく出来た打ち切り最終回でしたよ。本当に。
- by まつえー
- at 15:08
- in 感想
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