2007年06月03日
お勧め図書
こんばんは、夏コミは本業の男性向けの方で当選したまつえーさんです。
それ以外にも、ちょっと手間のかかる作業が夏までの間に増えそうなので、こちらの更新ペースは多少落ちると思います。
もしくは、現実逃避に落書き更新が増えます。えへ。
本サイトのほうでは以前、漫画レビューなんかも行ってたのですが、今はすっかりでして。
で、ちょっと勘を取り戻そうと、あやし好きの人にオススメしたい漫画をいくつか。というか、私が好きな漫画か。
ネタがないからこんな更新してるんじゃないよ、ほんとだよ。
『宗像教授異考録』&『宗像教授伝奇考』。
ぶっちゃけ、うちのネタ本。神話、民話、伝承を、伝奇的かつ歴史的な別視点から切り開いて、全く別の姿を暴く、伝奇ネタウンチクマンガとしては、おそらく現代最高峰。
時系列では『伝奇考』→『異考録』の順。内容的には、『伝奇考』は伝奇的アプローチ、『異考録』は歴史的アプローチが主になってるので、お好みのほうで。どっちも面白いけど。
『北神伝綺』&『木島日記』。
『大塚英志はずっとこれだけ書いてろヨ』と一部では定評ある、昭和初期が舞台の伝奇物。実在の人物なんかも続々登場。出口王仁三郎とか(うわあ)。超常現象や超能力などトンデモネタが非常に多いのですが、森美夏の独特の絵で見ると全然アリなのがすごい。
『北神伝綺』は、サンカの末裔の男が主人公。『木島日記』は、バケモノを愛した故に人の道を半分踏み外してる男が主人公。
あと、『木島日記』はヒロインの美蘭がエロい。むちゃくちゃエロい。歩けないお姫様萌え。
『おせん』。
江戸情緒を色濃く残す宿場町にある料理屋が舞台。簡単に言うと、食べることと飲むことと寝ることが何より好きな女将おせんが、ひたすら街の人たちに慕われモテまくると言う話。和食や江戸文化のウンチクもありますが、メインは『おせんかわいいよおせん』(笑)。
特に、後半になるにつれて作者のおせん萌えが加速していくので、おせんを好きになれなきゃ苦しいかも。
しかし、現代の浮世絵師ともいえるきくち正太の美麗な絵がたっぷり拝めるので、それだけでも価値があると思う。
『沈夫人の料理人』。
明代の中国が舞台。食べることが何よりもお好きな沈夫人が、腕は一流だが気弱でへたれな料理人・李三を、苛めたり甘やかしたり脅したり持ち上げたりからかったり、ともかくいじりにいじり倒しながらおいしい料理を食いまくる話。
ともかく奥様が大好きで女神のように崇めている李三と、気まぐれで子供っぽく意地悪な沈夫人のそれぞれの思惑の食い違いっぷりや、沈夫人の手のひらでいいように転がされる李三の空回りっぷりが楽しい。この二人の関係は、確実に精神的SM。沈夫人に苛められたくなると共に、中華料理も食いたくなる。
まあ、要はアビ元の人にお勧めです(笑)。
- by まつえー
- at 02:46
- in 戯言
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