朱元後編書きつつ、新造時代の嬉野さんと少年時代の江戸元の話も書いたりしております。
で、吉原回りの考証と設定確認しておこうと、吉原編見返したりしているのですが(時代によって結構変わってんのな、吉原システムって)。
……15話ラスト辺りの芝居がめっさ細かくって、『うわー、よくここまで作りこむなー』と感心してしまった……
具体的に言うなら、市野さんの遺体が運び出された後の辺りなんですが。
宰蔵さんがお頭に漢神の字を問い、お頭が帳面に書く
↓
それを宰蔵さんに渡す
(アビは大門の方を見、江戸元は帳面を宰蔵さん越しに見る)
↓
宰蔵さんが『愛』の字を読み上げる
(江戸元は険しかった表情を和らげ、多少寂しそうに笑う)
(アビは帳面を横目で見て、辛そうに眉を越せる)
ここ。
……こーーまーーーけーーーー! 普通ここまで細かく表情つくんねーよ!? 京アニだってここまでやらんよ!?
二人にとってそれぞれ『去るものが後ろに心を残していく』ということがどういうことを示すかが微妙に違う(そしてお頭と宰蔵には、まだよく分かってない)(往さんはもはやそれを直視できない)、というのを細かく表現しているな、と。特にこの後、ニナイ編なわけですから。
あー、もう、ほんとよく出来てるなあ。こういう細かい芝居がよく出来てると、『ここのあれはどういうことなのか』『この芝居には何か意味あるんじゃないのか』『このシーンとこのシーンは一見矛盾するが、実は別のつながりがあるんじゃないか』と、どんどん深読みをしてまう……ああ、単純にアニオタとしてすごい面白い、妖奇士……
あと、つい最近になって、江戸元の目が紫なのに気付きました。
アニメキャラなんだから目の色なんてどうでもいいじゃん、と思ってたんですが、他のキャラはみんな茶系で普通の色なのな……アトルっちは異人だし、ソテっちは半分妖夷だし。
赤目紫目フェチなので、紫なのは嬉しいんですが、なんか意味あんのかしらと思うよなあ。うーんうーん。コンプリブックでそこら辺フォローしてくれないかなあ。
してくれそうもないので、妄想補完しときますが。