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2005年09月27日

機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-49『レイ』[アニメ, 感想, 種死]

議長「もはや、人は種として行き詰った。だからこそ、人の新たな可能性を探るため、我らコーディネイターが産まれた。しかし、それ故、人は滅亡への急ぎ足で向かっている。君の父上が仰ったように、それは間違いだったのかもしれない」
ラクス「……」
議長「だが、どうするね? ならば、我ら全員、自ら命を絶つのかね? 君の愛しい人のようなバケモノを二度と産み出さぬよう、未来を放棄するのかね?」
ラクス「いいえ、未来を放棄するなど、許されぬことです」
議長「そうだ。しかし、人が進むことは人が滅亡に向かうことと同義なのだ。血のバレンタイン、ジェネシス、ユニウスセブン。このままでは遠からず人は滅ぶ。しかし、私はその滅びを遠ざけることが出来る。あと百年か千年かは知らない。それは、われらの次代が決めることだからね。ともかく、少しだけでも人の滅びを遠ざけることができるのだ」
ラクス「でも、滅ぶのでしょう?」
議長「滅ばぬ種などないさ」
ラクス「たとえ滅ぶのだとしても、人は自らの未来を自らで築くものです。誰かに与えられ、管理された未来など、何の意味もないのもです」
議長「その未来が、遠からぬ滅びを約束するものでも?」
ラクス「……そのときは、我らが止めます」
議長「誰が、君らにそんなことを頼んだんだい?」
ラクス「…………」
議長「君ら自身が築く未来とは何だね?」
ラクス「……私たちの未来……」
議長「望めば世界を導く存在になれたものを、全てを放棄し、生きながら死ぬことを選んだのは君自身のはずだ。自分の意思を、次の世代に伝えることを放棄したのは君だ。ならば、新しい世界に口出しするべきではないな」
ラクス「その新しい世界が、人々を殺すものだとしても?」
議長「人々の未来を放棄したのは君だ」
ラクス「しかし……未来は、夢は与えるものでは……!」
議長「君が望む世界とは何だ?」
ラクス「それは……あなたもご存知のはずです」
議長「そうだ。人々が平和に暮らし、穏やかに暮らせる世界。人が人を奪わず、支えあう未来。それが全人類の望みだ。私もそれを目指している」
ラクス「でも、あなたが望むそれは間違っています!」
議長「君がそう思うだけだ」
ラクス「……ッ!」
議長「人々は、私を支持してくれている。私の言葉を信じて、未来に夢をつないでいる。君はその夢を奪うのかね? 君に、人々の言葉を奪う権利があるのかね? 君が望まぬ世界は全て間違っていると? それが分からぬ愚か者の代わりに、私を裁こうと? おこがましい、神にでもなったつもりか。いつ頭上に星が落ちてくるか分からぬ、いつ足元の大地が裂けるかも分からぬ、世界に怯えて疲れ切っている人々に、萎えきったその足で死の道を歩けと、君は鞭を与えてやるのか! 人々が苦難の末築いたバベルの塔に雷を落とし、罪あるものも罪なきものも洪水で全て滅ぼす。生き残るのは君の船に乗った一握りの人間だけだ。君という神を崇め付き従う選ばれた者だけだ!」
ラクス「私たちは……私たちはッ!」
議長「私は少なくとも、君より多くの人々を救ってやれる。一人よりも二人、百人よりも千人! 私は何も捨てなかった。捨てられたものに、道を、夢を与えてやれた。私は君とは違うのだ!」
ラクス「そうではありません! 人とは、未来とは……!」

キラ「らくすはいまないてるんだー」

 メサイアどかーん。
 そして、キラとラクス様は世界を救って、またニート生活に戻りました。めでたしめでたし。

 多分、来週はこんなところだと思う。
 以上をもって、今週の感想に代えさせていただきます。
 合計して二年も嫁脚本に付き合っているとはいえ、真似するのは結構な苦労だ。

投稿者 アミ : 2005年09月27日 04:20

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