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2005年10月20日
ネギまと絶チル[ネギま, マンガ, 感想]
ただいま人気絶頂のネギま12巻。朝倉のレースクイーン姿がまぶしい。いい尻だ。でも、『レークー』って略し方はないと思う(カバー下より)。
収録話の半分以上でアンケートトップをとったらしいのですが、コミックス全体の完成度としては11巻のほうが上だと思う。というか、11巻が神過ぎるのか。今回は、ほぼ全編バトルであたかも王道少年漫画のような巻。いや、テーマとしては王道少年漫画なんだけどさ、ネギま。
バトルの合間合間にストーリーが進んでいくので、割りと集中力がいる。クウネルの正体を探りつつ、刹那の生い立ちを確認しつつ、千雨の感情の流れを追いつつ、クラスメイトの動きを楽しみつつ……
この巻でほぼ全クラスメイトのキャラクターが確立したので、追いかけるほうも忙しない。その分楽しみもあるんだけど。連載で読むより、コミックスで読むほうが疲れるマンガってのも珍しいな(連載のときは、一週間かけて内容を確認できるので、忙しない内容でも追いついていける)。
ということで、つい最近の話まで収録されているので、これを機にマガジンを読み始めましょう、皆さん。だって、そうでねーとついてけねーぞ、この情報量。
二年以上の長きに渡り、椎名ファンと椎名先生自身を悶えさせていた作品『絶対可憐チルドレン』、堂々の二巻同時発売。すばらしい。ブラヴォ。
前二作品が打ち切りだったせいか(でも、ジパングはそこそこ続いたし、それなりに受けたと思うんだけど)(主に腐女子層に)、初版部数が絞られてプチ難民が発生したようですが、無事増刷もかかったようで何より。
内容の完成度はすでに語り尽くされているのであまり多くは言いませんが、椎名作品特有の『少年誌らしかぬ女性優位な関係性』が、『わがまま小娘と人のいいお兄さん』という形で表現されているのがいいなあ、と。美神さんと横島の関係は、踏まれても踏まれても立ち上がってくる横島の生命力によって生臭さを回避してたのに対して、今回はチルドレンたちを年端も行かぬ少女にすることで生臭さを遠ざけている。年の割りに紫穂や葵は非常に生臭い反応をするのですが、それを補って余りある薫のキャラクター性(笑)。うまく配置されてるなあ。
一巻が短期連載&読みきり分で、キャラクターや根本的テーマの紹介、二巻からが本連載分で、個々のキャラクター掘り下げと今後への地盤固めになってるのもいいですね。長く追っかけてるファンも、久しぶりに椎名高志の名を目にした読者も、どちらも取り込める形になっている。
二巻収録分まではまだ『手堅くやりすぎている』感が否めなく、爆発力が感じられないのですが、連載のほうはいい感じにはっちゃけてきていて、このまま進めばサンデーの看板張れるのも遠くない感じ。アニメ化しようよアニメ化。土曜の夜七時くらいで。テレ朝あたりで。
で、世間をちょろりと見る限り、キャラ人気順が『葵>紫穂>>(超えられないオヤジの壁)>>薫』と完全に出番に反比例しているのが面白い。私も葵派ですが。葵かわいいよ葵。嫁にこい。
投稿者 アミ : 2005年10月20日 10:01